歯周病の方の歯ブラシ指導

こんにちは、衛生士の真知子です!

前回は「歯周病のこと」についてお話しました。

今回のテーマは「どうすれば歯周病を治せるのか」です。

ただやみくもに『歯ミガキを頑張りましょう』では歯周病の進行は止まりません。

歯周病は個人によって1人1人違うものだからです。

〈例:女性Aさんの場合〉
Aさんは、歯肉が腫れて歯ブラシを当てることも出来ないと来院されました。

まずは、今使用している歯ブラシより柔らかい毛先のものに変えること。

そして、歯ブラシの毛先が当たっても痛くないほどの力加減で磨くこと。
最後に薬をつけて指で歯肉マッサージをするように指導しました。


すると、3週間ほどで歯ブラシをしても痛くならなくなり、

歯肉の腫れも半分ほどに改善しました!
血も出なくなり
やっと歯磨きが怖くなくなった」と喜んでいました🎵


しかしこれからが歯周病治療のための歯磨きをする必要があるのです。
なぜならポケット(歯と歯肉の間)の深さが5mm以上あり、炎症がまだ完全に治ってないからです。
Aさんの場合はポケットの内側にお薬を塗り、また歯磨き時の力の入れ具合や歯間ブラシの使い方、プラークコントロールについても一緒に考えて指導していきました。
その甲斐もあり、現在はかなり症状が改善してきましたが、歯周病はメンテナンスを行わない限り再発を繰り返す疾患です。
定期的なメンテナンスをお約束して今回の治療はは終了となりました。

このように当医院では患者さん1人1人に合わせて歯みがき指導を行い、
皆様の歯と歯茎を守るお手伝いをしております。